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コーティング剤の撥水・親水・疎水・滑水の違いについて

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今回はコーティング剤を選ぶときに必ずぶつかる疑問について。

撥水・親水・疎水・滑水、色々あるけど一体何が違うの?結局何がいいの?っていう話です。

まず、これらの表現ですが、誰が言い出したのか知りませんが、実に曖昧でややこしく矛盾だらけの表現です。

そもそも、水が流れやすく、汚れが付きづらくするす為のコーティングなので、言ってしまえば全部撥水な訳です。しかし、コーティング業界で言うところの「撥水」と言うと、水がコロコロっと吹き飛んでいくアレのことだけを指します。

水がひとまとまりになってスーッと引いていくアレは「親水」と呼び、決して撥水とは呼びません。

また、このスーッと引いていくコーティングのことを親水とは呼ばず「疎水」と呼んでいる商品も多々あります。あーややこしい。

何て呼ぶのが正解で、何が間違っているのか私にも分かりませんが、今回はそれぞれの特徴、メリット、デメリットを紹介しつつ、実際に目で見れる動画も混ぜながら解説していきたいと思います。

この記事を読めば、一通りコーティングの種類について理解することができると思います。

それでは一つづつ見ていきましょう。

撥水性とは?

まずは撥水から。

水が弾いて玉状になってコロコロっと流れ落ちるやつです。ガラコみたいな感じと言えば分かり易いでしょうか。

最近では撥水度合いも色々あり、強いものを強撥水超撥水なんて言ったりもします。

ワックスは大体のもがここに入ります。また、最近シリコンを塗りたぐる動画を見かけますが、良い悪いは別として、シリコンもこの撥水のジャンルに入ると思います。

いわゆるバッチバチに弾きたいなら撥水性のコーティングになります。

 

親水性とは?

続いて親水についてです。

コーティング無しの新車や、コンパウンドで磨いて脱脂したような、すっぴん状態の場合は親水です。

ただ、コーティング剤の言うところの「親水」はこれとは別の意味合いになります。ややこしいですが。

親水コーティング施工後の親水と、すっぴん状態の親水との違いは、流れる水の速さと、汚れの付きにくさや流れやすさにあります。

親水の特徴は、撥水とは違い、最初は水がベタっとなり、それがひとまとまりのままスーッと流れ落ちていきます。

水の量にもよりますが、撥水に比べて水はけが良いです。ただ、少量の水だとこの特徴は発揮されません。

また、撥水に比べて見た目の「おおっ!」って感じはありません。

ちなみに、施工してから時が経つと親水の効果が徐々に無くなっていき、撥水に変化していきます。これは、車に乗る時間や状況、洗車の頻度、メンテ状況、コーティング剤そのもの性能、施工前の下地処理...などによってどのぐらい親水効果が持続するかが変わってきます。

 

疎水性とは?

次は疎水についてです。

コーティング業界での「疎水」という言葉の使われ方は実に曖昧です。

辞書的には「疎水」というと「水になじまないこと」ということになります。だから、撥水は疎水に含まれるということになります。

しかし、実際の使われ方は、親水と同じ意味合いで使われていることの方が多いです。

親水=疎水 と覚えてしまっていいと思います。

動画の車はボンネットの半面に超疎水性のコーティングを施工してあります。

撥水に比べ若干時間はかかりますが、最終的にはほとんど水滴が残りません。洗車後の拭き取りは非常に楽になりそうですが・・・。実はそうでもなかったりします。詳しくは後程。

 

滑水性とは?

最後に滑水についてです。

この言葉は辞書には載っていない造語だそうです。

言い出したのはガラスコーティング剤で有名なピカピカレインを作った人たちなんだそうで。(ピカピカレインのHPに書いてありました。)

HPによると、

滑水性は親水性の水捌けの良さと、撥水性の見た目の爽快感を併せ持つ水弾きです。
撥水性の様に粒が細かくないのでボディに水分が残りにくく、大きな水玉がつるつると滑り落ちていく様は圧巻です。

だそうです。

撥水と親水の良いとこ取りをした新しい水弾きってことだそうですが、見た目は撥水に似ています。

撥水との違いは、水滴の玉の大きさが滑水の方が撥水の場合と比べて大きいです。そのため、水滴の粒が滑るように落ちていきます。

で、結局どれが一番いいの?

4種類のコーティングの水弾きについて説明しましたが、一番気になるのはここだと思います。

そして、コーティング業界でもこの話題は論争が尽きないように思います。

この疑問の答えに関しては、何を求めるのか?や、単純に好みの問題、または施工のしやすさだったり、コーティング剤の値段で選んで頂くしかないと思います。

比較動画をいくつか紹介しておきますので、参考にしてみてください。

まずは、全ての水弾きを同時に比較。

続いて、比較動画で有名な「車の大辞典cacaca」しのピーさんの比較動画。

つづいては一番よくある撥水と親水の比較

最後に見つけるのが大変だった、撥水と滑水の比較です。

水をかけた瞬間の反応はさほど違いがありませんが、最終的に滑水の方が水が残らないことが分かります。

 

以上、何本か比較動画を紹介しましたが、参考になりましたでしょうか?

それぞれの特徴を色々とお見せしてきましたが、結局最後は自分で選んでね。ってことになってしまいます。

ただ、それではちょっとつまらないので、最後に私の超個人的な感想を述べて締めたいと思います。

私の個人的な意見

私がコーティングに求めることは2点。

小雨の時の汚れの残りずらさ。と、洗車時の拭き取りやすさ。です。

まず、汚れの残り具合について

普通に雨が降ってくれれば、撥水だろうが親水だろうが汚れは雨水と一緒に流れ落ちてくれます。しかし問題は小雨や霧の時です。

多かれ少なかれ大抵の場合はボディーに砂やホコリが載っています。花粉や黄砂が載っていることもあります。

そんな時に、ちょろっと雨が降るともう最悪。後でこうなります。

こうなるのは仕方ないことですが、問題はその度合い(汚れの残り具合)や、その後の流れやすさです。こんな動画を見つけたので見てみてください。

かなりの違いが出ています。

次はこの動画。

油汚れに対してですが、かなりの差が出ています。

一応注意としては、

撥水タイプ・親水タイプ両方のガラスコーティングに油汚れに対する効果を比較しました。向って左側に撥水タイプ、向って右側に親水タイプのガラスコーティングを施工し、油分を含んだペースト(コンパウンド)を塗布し、シャワーリングしました。油を含んだ汚れに対して水だけでどれくらい洗浄効果を発揮できるかのテストを想定しました。

結果は、撥水タイプの表面には油分が残留し、親水タイプの表面には殆ど油分が残らない結果となりました。但し、撥水タイプのガラスコーティングの中には撥油効果も持つモノもあるので、一概に評価出来るものではありません。合わせて、親水タイプのコート剤にも様々な種類があることも考慮する必要があります。

また、塗装の状態や諸条件によっては、この画像と同じような親水状態にならないケースもございます。(コーティングの効果が弱いことではなく、見た目の状態やフィーリングが異なることを意味しています。) この動画は、撥水タイプと親水タイプの比較の参考にして頂ければ幸いです。

だそうです。

続いても同じ方で。別の方法で比較。

別の方でも。

こちらもハッキリと違いが出ています。

これらの結果は、使ったコーティング剤や施工方法などによっても違いが出てくるので、全ての結果がこうなるとは言い切れないと思いますが、まあ、こうやって見ちゃうとどう考えても親水を選びたくなりますよね。

次に、洗車後の水はけの度合いについてです。

洗車後の水はけの度合い

側面なんかは撥水だろうが親水だろうが割と落ちきってくれますが、問題はトップルーフボンネットです。(ボンネットは車の形状によっては水はけが良いですが、私の車はトップルーフ同様に水ハケが悪いです。)

この2か所に限っては、洗車の後の拭き取りがとにかく面倒です。かといってふき取りを怠るとすぐに白い染みが出来ます。

(※特に私の住んでいる場所は富士山の麓のため、関東ローム層と言って水道水のミネラル含有量が非常に高いです。そのため、ちょっとでも拭き残すとがっつり染みが残ります。体にはいいかもしれませんが、車には辛い地域です。)

そのため、洗車後には出来るだけ短時間で全ての水を拭き取りたいわけです。

そこで、撥水と親水を選ぶ時に、先ほど紹介した動画でもそうだったように、最終的には水の残り方が少ない親水の方を選びたくなるわけです。

私は撥水特有の見た目の派手さには一切興味ありません。なので、水滴の残りやすい撥水は却下。拭き取り作業が楽な親水の方が自分には合っている。と思っていました。

しかしです。洗車後の水滴が残りずらいのは確かに親水の勝ち。しかし拭き取りやすさは実は撥水の方が楽だったのです。

どういうことなのかというと、こんな動画を見つけたので紹介します。同じことを感じている人は私だけはないようです。

前半は商品説明や施工方法についてです。実際の比較は(4:38)辺りからです。

撥水だろうと親水だろうと、どちらにしても、洗車後は必ずふき取りを行うので、結果的には撥水の方が楽チンということに気が付きました。

最後にまとめると、

汚れの付きづらさ、取れやすさは親水の勝ち。

洗車後の拭き取りは結局撥水の方が楽。

どっちがいいんだ?ってことになりますよね。

色々悩んだ結果、今は結局、両方の良いとこ取りをした滑水性をチョイスしています。

ダイスケ
やっぱ新しい技術には弱いっすよね。
いるんだよ。何でも新しいモノが好きな奴って。
プルさん

ちゃん、ちゃん。

 

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