磨き・キズ補修

タッチアップペンを使ってキズを補修する方法

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今回はタッチアップペン(タッチアップペイント)を使った傷の補修方法についてです。

前回紹介したコンパウンドでの傷補修ではどうにもならないような深い傷の場合は、次の選択肢としてタッチアップペン/カラータッチペンでの補修方法があります。

深めの線キズや、飛び石によるキズなどが補修の対象になります。

私自身はこれまでに、タッチアップペンでの補修は合計30か所ぐらいはやってきたと思います。そんな中で得た経験を上手くシェア出来たらと思います。それではいってみましょう!

タッチアップペンとは?

すでに知っている人は飛ばして欲しいのですが、初めて聞く人のために、タッチアップペンとはどういったものなのか簡単に説明します。

まず、当ブログではタッチアップペンと呼んでいますが、その他にもタッチペンタッチアップペイントカラータッチペンなど色々な呼び名で呼ばれています。一番定番なタイプはこういったモノです。↓

SOFT99やHoltsなどの補修用品を扱うメーカーから販売されている社外品と、車メーカー(トヨタ、日産など)から販売されている純正品があります。

↓レクサスの純正タッチアップペンなんかもあります。

↓BMW純正のタッチアップペイントはクリアー付の2液セット。

大抵のタッチアップペンがキャップと筆が一体になっていて、筆を別途用意しなくともすぐに使うことができるようになっています。(※こだわる人は別に筆を用意します。詳しくは後ほど。)

また、本当にペンタイプのこういった形↓のタッチアップペンもあります。あまりメジャーではありませんが。

今回は、この思いっきりペンタイプのタッチアップペンの使い方は説明しません。ポスカみたいに本当にただ塗るだけの、どちらかというと簡易的なやっつけ感が強いアイテムです。

今回は筆付きタイプのタッチアップペンの使い方を説明します。

タッチアップペンで出来ること

ただ塗って遠目から見たら目立たなくする様な応急処置的なレベルから、相当目を凝らさないと分からない完全補修レベルまでタッチアップペンで補修が可能です。完璧を目指す場合はもちろんその分手間はかかります。

また、もし傷が深く塗装の下までいっている様な場合は、タッチアップペンを使うことによって、下地の金属に雨水や水分が付着して、サビ・腐食が発生するのを防ぐことにもつながります。

↑こんな状態になる前に、下地が出ているような深めの傷の場合は、錆びる前に早めに補修した方が賢明です。

タッチアップペンの色の調べ方

使い方の前に、まずはあなたの車と同じ色のタッチアップペンを入手する必要があります。

自分の車と同じ色のタッチアップペンを買うには、まずその車の色のカラーナンバー(COLOR No.)またはカラーコード(COLOR CODE)を調べます。

車のカラーナンバー(コード)は車種名や年式からは判別できませんので、車種によって違いますが大抵の場合は、ドアの内側エンジンルームに貼ってある型式表示プレート(コーションプレート)に記載されているカラーナンバー(コード)を確認することになります。

また、外車の場合はトランクルームにある車種もありますので、自分の車の場合はどこに型式表示プレート(コーションプレート)が貼ってあるのか以下のサイトを活用して確認してください。

Holtsのサイトではコーションプレートの位置を教えてくれる検索サービスがあります。

コーションプレート位置検索 by Holts

また、こちらの位置検索で調べられなかった車種の場合は、次の2つのサイトで確認できると思います。もしこちらのサイトでも分からなかった場合は、何とか検索して探してください。

カラーナンバー(色)の調べ方 by SOFT99工房

各社のコーションプレートの位置 by 貼っとこCarⓇ

また、コーションプレートを確認できても肝心のカラーナンバー(コード)がどれなのか分からない場合があります。(特に外車は見分けが難しい場合があります。)そんな時はこちらのサイトを参考にしてみてください。

カラーコード(色番号)の調べ方【国産車編】 by ぺいんとわーくす

カラーコード(色番号)の調べ方【輸入車編】 by ぺいんとわーくす

自分の車のカラーナンバー(コード)が確認できたら、その番号に該当するタッチアップペンを購入します。

先ほど紹介したような補修メーカーなどから出ている社外品と、車メーカーから出ている純正品がありますが、同じカラーナンバー(コード)であればどちらも大差はないので、値段や入手しやすさで選んでもらったらよいかと思います。

タッチアップペンの色がない場合

輸入車や絶版車、またオプションカラーの場合や、限定特別色、またはメーカー純正カラーが製造中止だったり、廃版色だったり・・・、理由は色々あると思いますが、自分の車の色に合うタッチアップペンがない人もいると思います。

そんな時はタッチアップペンを、特注・オーダーする事も可能です。

定番のオーダーシステムだと、SOFT99が「Myタッチアップペン」、Holtsだと「MINI Mix(ミニミックス)」というサービスを展開しています。

あまりにマニアックな車や、発売されたばかりの新色なんかだと対応できない場合もありますが、もし自分の車の色のタッチアップペンがなかなか見つからなかった場合は利用してみてください。

タッチアップペン選びの注意点

黒やシルバーといったボディカラーは一見どれも似たように見えますが、メーカーや車種、年式によって微妙に変わっています。だいたい同じ色だからといって違う色を購入してしまうと、塗って乾いてから違和感があった、というケースも多々ありますので購入の際は注意しましょう。

また、例え同じカラーナンバー(コード)を購入してもピッタリマッチさせることは難しい場合もあります。

例えば何年も乗っている様な経年車の場合は、元の色に比べると色あせていますので若干合わない場合もありえます。超こだわるなら調合になりますが、素人がそう簡単に出来るものでもないので、ここは割り切って妥協するしかないかと思います。さすがにそこまで違わないと思いますので。

問題は、シルバーメタリックパール、マイカなどのラメの入った車の場合です。

これらの色は、アルミフレークと呼ばれる微細アルミ粒子を透明樹脂(クリヤー)に混合した塗装になります。また、アルミ粒子の並び方の違いから、角度によって見え方が変化するという特徴があります。

そのため、タッチアップペンだと、アルミ粒子の角度が本来の塗装と違ったりするため(というよりまずピッタリ合わない)、完璧にマッチさせることは難しいです。

また、ただ塗るだけなら問題ないですが、塗った後に表面をペーパーなどでならす場合、アルミフレークが削れて銀色になってしまうことがあります。

シルバーや白系の車ならそこまで目立ちませんが、黒などの濃色車の場合はかなり目立ってしまいます。

そのため、場合によってはメタリックやパールの入っていない、自分の車の色のただのソリッドカラーの方がよい結果になる場合もあります。

この辺は実際に塗ってみないと分からない部分なので、出来れば一度目立たないところで試し塗りをして確認した方がベターです。最後の仕上げまで頑張ってやって、結果「色の違いが目立つ」場合はショックがでかいですので。

ちなみにこれは私自身が験済みです。よかったら実践編で紹介しているので見てみてください。キレイに傷が輝いています。(笑)

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純正のタッチアップペン(ブラックパールマイカ)をやめて、ただのブラックに変えて補修してみました。結果、純正の時よりも目立たなくなりました。

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濃色車のメタリック系は若干難あり、「場合によっては他のタッチアップペン(ソリッドカラー)を流用した方が良い場合もある」ということを頭に入れておいてください。

また、さらにこだわる場合は、クリアーを上塗りする方法もあります。詳しくは後ほど説明します。

それでは、次に実際のタッチアップペン補修のやり方を説明していきます。

タッチアップペンの使い方

一番簡単に済ませるなら、説明するまでもなく、タッチアップペンをただ塗って終了です。何もしないよりはいいでしょう。場所や傷の形状によってはこれだけで十分な場合もあります。この辺は本人のこだわり次第でしょう。

今回は近くで見ても分からないような完璧に近い仕上がりが期待できる「タッチアップペンの重ね塗り補修」の仕方を説明します。細かく説明しますので、作業工程は以下の8ステップになります。

  1. 洗車
  2. ペーパー入れ
  3. 脱脂
  4. マスキング
  5. 塗る
  6. 重ね塗り
  7. 研磨
  8. 仕上げ

それでは1ステップづつ詳しく見ていきましょう。

1.洗車

まずは補修する傷とその周辺をとにかく綺麗にしておきます。周りに泥や砂が付いたままだと、作業中に触って傷になります。

2.ペーパー入れ

傷の形状によりますが、バリささくれがある場合(特にバンパーの傷)はサンドペーパーで下処理しておきます。

また、傷の中に錆びが発生している場合は同じくサンドペーパーで確実に除去しておきます。これを怠るといくら補修してもいずれこうなります。↓

サンドペーパーは600番800番ぐらいを使います。出来るだけキズ以外は削らないように慎重に作業しましょう。

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3.脱脂

タッチアップペンを塗る前にシリコンオフなどでキズ部分を脱脂します。この過程を省くと塗料が傷にしっかりとのりません。

綺麗なウエスなどで傷の内部までしっかり拭いてください。汚れを取るのと同時に塗料が弾くのを防止します。

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4.マスキング

タッチアップペンを塗る時に、塗料がキズからはみだしてもいいように、キズに沿ってマスキングテープを貼ります。

慣れている人は片方で、初めての人は写真の様にキズを挟んで上下に貼ってください。

傷に対してギリギリのところまで貼った方が、後々の処理が楽になります。

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また、飛び石で付いた傷の場合、飛び石キズ用のマスキングシールや「飛び石キズ補修キット」なんてものもあります。

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5.塗る

いよいよタッチアップペンを塗っていきます。

まず塗る前によく振って中身を混ぜてください。これが不十分だと色ムラになったり発色が異なったりするので塗る度によく振ってください。

塗り方ですが、ピーッと一本線で塗るのではなく、点を打つようにしながらしっかりキズの溝を塗料で埋めていくように塗っていきます。

この後に重ね塗りの工程がありますが、面倒くさがって一気に厚塗りすると、塗料が乾かなかったり、ピンホールが出来たりしますので注意しましょう。面倒ですが、薄く何度も塗り重ねるのがベストです。

また、付属の筆の先を切って細くしたり、付いている筆を使わずに別の筆を用意したり、爪楊枝で塗ったり...と色々な方法がありますが、しっかりマスキングをして塗る場合はあまり関係ありません。そのまんまのキャップに付いている筆で問題ないです。

マスキング無しの場合は、付属の筆では傷の形状によっては大きすぎるので別途に細目の筆を用意すると塗りやすいです。

薄め液とセットになっているこんな商品もあります。

ちなみに、こちらのセットは、タッチアップペン用の薄め液が付いていますので、タッチアップペン使用後に時が経ってからもう一度使う場合などで、中身がドロッとしすぎてる場合などにあると重宝します。

そもそもタッチアップペンの塗料は粘度が高めです。開封後に時が経つとドロドロすぎて使えない場合があります。この状態で強引に塗ると、塗料がうまくのらないので、薄め液で少し薄めて使用するようにしてください。

タッチアップペンの落とし方

「薄め液」つながりで、タッチアップペンの落とし方についても触れておきます。

これはやりがちな失敗ですが、厚く塗りすぎて液だれした時や、傷の外にはみ出てしまった時、また、間違って塗料を関係ないところに付けてしまった時などには、薄め液で拭き取ります。

ポイントは早めにです。乾いてしまうと取れづらくなります。ただ、もし乾いてしまったとしても、根気よく薄め液を使って拭き取ればちゃんと取れます。

ちなみに、マネキュアの除光液を代用する方がいると思いますが、除光液はアセトンが主成分で、けっこう強めの溶剤なので使わない方がいいです。表面が溶けて曇ります。

6.重ね塗り

一回目を塗り終わったら、乾燥させてから2回目を塗ります。

乾燥時間の目安は20分です。

この作業を繰り返して、傷より少しこんもりするぐらいまで重ね塗りします。

浅い傷なら3回ぐらい、深い傷の場合10回ぐらい厚塗りしないと傷が埋まらない場合もあります。この辺は傷の深さによってです。

かなり根気のいる作業になりますが、あせらずじっくりやりましょう。

タッチアップペンのクリアーを使う場合

タッチアップペンにもクリアーがあります。出来栄えにこだわるなら、こちらも使用することになります。特に、メタリック、パール、マイカ系の色の場合はクリアーを使った方が断然出来栄えが良くなります。

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クリアーを使う場合ですが、やること自体は変わりません。自分のカラーで厚塗りしながら、途中でクリアーに変えるだけです。ただ、その変え時が若干難しいです。

理想を言うとこんな状態に塗れたら最高です。

  ↓

しかし、塗っている場所(傷の中)を断面図で見ることは出来ないので、どうしてもこの辺は感覚頼りになります。

この後に面一(ツライチ)に整える研磨作業が待っていますので、研磨した時にクリアーを丸ごと削ってしまう様な状態ではダメです。

こんな塗り方しねーよ!と言われそうですが、実際に作業してみると、傷をしっかり隠そうという気持ちが出て案外こんな感じに塗ってしまいます。

これを避けるためには、どうしても自分のカラーは本来の塗装よりも少なく塗ることになります。実際はこんな感じになると思います。

ギリギリを狙わずに下地(キズ)が自分のカラーでしっかり見えなくなった時点でクリアーに切り替えるぐらいでもいいと思います。

以上、クリアーを使う時の注意点でした。クリアー無しでもそこそこ良い仕上がりは期待できますが、こだわる人は挑戦してみてください。

 

続いて、厚塗りを終えた後は、完全硬化を待ってから研磨に入ります。

タッチアップペンの塗料が完全に硬化するのが1週間と言われています。その間車に乗らない人はそのままで、乗る人は一旦マスキングテープを剥がしておきます。

7.研磨

1週間が経ちましたら、研磨作業に入ります。

マスキングを取った人はもう一度、前回と同じようにマスキングテープを貼ります。二重三重に貼る方法もありますが、一枚貼れば十分かと思います。

また、シンナー等で塗料を溶かして擦り取る簡易的な方法もありますが、今回は出来るだけクオリティーの高い仕上がりを目指すということで、面倒でもじっくり研磨していきます。

まず、マスキングテープと面一になるまで1000番あたりで研磨します。この際研磨パッドがあると平らに研磨できます。

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注意点は、キズ以外の部分を削ってしまわないように。1000番目で削ってしまうと修復が大変なので注意してください。心配なら、周辺にもマスキングしておくと安心です。

マスキングテープの高さまで削ったら、いったんマスキングテープを取って全て傷がきちんと埋まっているかよく確認します。

厚塗りが足りていない場合は、傷の凹み(穴)がまだあると思うので、もう何回か厚塗りします。

こうなるとまた1週間待たないといけないので面倒ですが、完璧を目指すならやるしかないです。がんばりましょう。

きちんと全ての傷が埋まっている場合は、次にマスキングテープ分の厚みの塗料を面一になるまで削っていきます。

ソフト99などの手順だと、ここからコンパウンドに入りますが、やってみると分かりますが、このマスキングテープ一枚分の厚みがなかなか平らにならないものです。

私の場合は、この後に面一になるまでさらに目の細かいペーパーで削ってしまいます。ペーパーを入れるのは怖い人は、頑張ってコンパウンドで平らになるまで磨きましょう。

使うペーパーでオススメなのは、コバックストレカットグリーン(2000番)ブラック(3000番)です。マジックテープ式のじゃなくて、ノリ付きのシートのやつです。

以前は箱単位じゃなきゃ買えなかったのに、最近は1枚からでも売ってくれているショップさんもあるようです。

そして、出来ればこちらのトレブロックも揃えれば最高です。

8面にカットされているトレカットを使用。片面にグリーン、もう片面にブラックで。

キズ以外の周りも削ってしまうことになりますが、2000番と3000番なのでそこまで削れないです。ただ、完全につや消し状態にはなりますので引かないでください。

この後の仕上げ作業で元通りになりますのでご心配なく。

7.仕上げ作業

最後にコンパウンドで仕上げていきます。

使うコンパウンドですが、個人的にオススメなのは3Mのコンパウンドです。

SOFT99やHoltsのコンパウンドは「キズ埋め成分や、艶出し剤が含まれているので、本当に磨けているのかよく分からない。」ということがあります。出来れば3Mのコンパウンドを用意した方が無難です。この後のコーティングの下地処理なんかで後々も使っていけるので買って損はないと思います。

コンパウンドについてもう少し詳しく。↓

コンパウンドとは?コンパウンドについての超基本的な話 - カーコーティングDIYのススメ
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コンパウンドの使い方や注意点についてはこちらの記事を。↓

コンパウンドを使ってキズを修理する方法 - カーコーティングDIYのススメ
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また、SOFT99やHoltsのペースト状の「細目」は注意が必要です。3000番ペーパーより深い傷が入ります。

おすすめはこちらのセット↓

こちらのカット1-L(細目)→ハード1-L(極細目)→ハード2-L(超微粒子)の順に磨いていけばまず間違いありません。

ただ、それぞれにコンパウンド用スポンジを用意する必要があるので、そこまではちょっと...という人は、こちらのセットがいいかもしれません。↓

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スポンジが3つ分セットになっているのでおススメです。

ポリッシャーのある人は割とすぐに終わる作業ですが、手磨きの場合はそれなりに根気がいります。しかし、順番通りにしっかり磨いていけば、ちゃんと元通りになりますので頑張ってください。

以上でタッチアップペンを使ったキズ補修は完了になります。

タッチアップペンでの失敗について

最後に、タッチアップペン補修でのよくある失敗例をあげておきます。

タッチアップでの失敗例は大体以下の3つが多いかと思います。

  1. 塗る時の塗料の垂れ
  2. 塗っている時や研磨後に気泡が生じる
  3. 最後に仕上げたのに若干の凸感が残る

まず、「1.塗料の垂れ」についてですが、これについては塗る時に筆に塗料が多すぎるのが一番の原因です。

まず、タッチアップペンを使う時は、よく振った後に瓶(本体)の中で筆をよくしごいて出来るだけ塗料を落とします。

こうする事によって、一度に塗る量は減りますが、薄塗することができます。

そして、この「薄塗」を重ね塗りする際に毎回続ければ「2.気泡が生じる」ことも防ぐことができます。

気泡が出来る一番の原因は一気に厚塗りすることなので、クオリティーを優先するなら面倒でも薄く薄く塗っていきましょう。

そして、最後の「3.仕上げ後の凸感」ですが、これは研磨が足りない場合に起こります。

厚塗り後のペーパー掛けの最終段階(マスキングを取った後)は、塗装をそれなりに削ることになるのでビビります。

ここでどうしても慎重になりすぎるので、結果削りが甘くなって、コンパウンドで仕上げた後にぷっくらと残ってしまいます。

コンパウンド研磨の前段階で、本当にキズの部分が一本線(傷の形)で現れるまで面一(ツライチ)に削っておくのがポイントです。マスキングの形にタッチアップペンの塗料が少しでも残っていると、その後コンパウンドでいくら仕上げても残った塗料分の凸感が出てしまいます。

少しでもぷっくら盛り上がっていると場所によっては結構目立つものです。

せっかく磨いた後にまたやり直すのも大変なので、ここは勇気を出してギリまで削って、一発で仕上げたいところです。(とは言っても、くれぐれも少しづつ少しづつ、様子を見ながらギリギリまで研磨しましょう。)

タッチアップペン補修の動画

最後の最後に、私も参考にしたタッチアップペン補修の動画を紹介して終わりたいと思います。

YouTubeで「タッチアップペン」で検索してもらえれば沢山の補修動画が見れます。その中でも特に参考になりなそうな動画を2本選んでみました。

文字だけの説明よりも、実際に動画で見るとイメージがつかめやすいかと思いますので、タッチアップペン補修に挑戦する前に一通り見てみてください。

まずは、SOFT99から。キズ補修の教科書の様な基本的な内容です。何はともあれこちらは見ておいてください。

もう一つは、京都はんなりチャンネルさんから斎藤商会という旧車屋さんのタッチアップペン補修です。

マスキング無しで塗って、マスキング無しで研ぎます。

これはベテランのプロだからなせる業で、初めて挑戦する人は、教科書通りにマスキングテープを使って補修を行った方が良いと思います。

最後には、傷がどこにあったのか分からなくなります。

以上が、「タッチアップペンを使ったキズ補修」についてでした。

たかが小さなキズ補修にここまでやるのか?と思われた方もいたかもしれません。

しかし、これぐらいじっくり取り組まないとそれなりのクオリティーは望めませんし、きちんとやれば、ちゃんとそれなりに仕上がるものです。

どこまでやるかは本人次第ですが、どうせなら「どこにキズがあったのか自分でも分からなくなるレベル」を目指して欲しいです。がんばってください。

 

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