磨き・キズ補修

コンパウンドを使ってキズを修理する方法

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今回はコンパウンドを使って傷を補修する方法を紹介します。

コンパウンドって何?という人はこちら↓の記事をまず読んでみてください。コンパウンドを使用するにあたっての基本的な事が理解できると思います。

コンパウンドとは?コンパウンドについての超基本的な話 - カーコーティングDIYのススメ
コンパウンドとは?コンパウンドについての超基本的な話 - カーコーティングDIYのススメ

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コンパウンドで消すことの出来る傷はどこまで?

比較的浅めのキズはコンパウンドで消せる場合が多いです。

例えば、洗車キズ、浅めの線キズ、擦り傷、ドアノブ周りの爪の引っかき傷、落ちない汚れ、などなど。

コンパウンドでどうにかなるキズなのか?判断の見極めは難しく、実際は「やってみないと分からない。」みたいな所はありますが、一般に言われている判断する方法がいくつかあります。

まず、一つは爪が引っ掛かるか引っ掛からないかで判断します。

傷に対してスーッと爪を滑らせてみて、引っかからないような傷はコンパウンドでいけます。爪が引っかかるような傷だと、次のタッチアップペンレベルじゃないと無理かもしれません。くれぐれも爪でキズを新たに作ってしまうような強い力でやらないでください。

続いての判断方法は、水をかけて消えるかどうかで判断します。

コンパウンドでいける様なキズなら、水をかけると分からなくなります。水をかけてもハッキリと分かるようなキズなら、こちらもタッチアップペンレベルの可能性が高いです。

この二つの方法である程度キズの状態をチェックしてみて欲しいのですが、要はクリアー層の範囲内ならコンパウンドでいける可能性が高いということになります。

コンパウンドの選び方

まずコンパウンドの選び方からお話ししたいのですが、ぶっちゃけ色々ありすぎて初心者の方は何を選んで良いのか分からないと思います。

特に初めてコンパウンドを使ってみるという人には、こちらの商品をおすすめします。

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番手(目の粗さ)の違う液体コンパウンドが3種類セットになっています。

なぜこのコンパウンド(セット)をおすすめするのかというと、まずどんなコンパウンドを使うにしても、最終的には仕上げ用(鏡面とか書かれている)コンパウンドが必要になってきます。(詳しくは後ほど)

なので、個別に買う場合も2、3種類は絶対に必要になります。だったら初めからセットを買うのがお得かと思います。

また、こちらのセットには「専用スポンジ」が3つ付いています。こちらも後で詳しくお話ししますが、種類の違うコンパウンドを使う時には、スポンジや専用クロスをそれ用に使い分ける必要があります。もし、単品でコンパウンドを購入した場合は、それ用にスポンジなりクロスを用意することになります。けっこう大変ですよね。

しかし、このセットなら別途スポンジや専用クロスを買う必要がありません。あと必要なモノといったら「拭き取り用のクロス」ぐらいです。

ちなみにセットのコンパウンドは他にもあります。

まず、同じSOFT99から出ているペースト状のコンパウンド3本セット。

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こちらは先ほど紹介した液体バージョンではどうにも消せなかった場合に使用することをお勧めします。

くれぐれもいきなりこちらのセットで磨かないように注意してほしいです。(特に濃色車の方は要注意です。)

これは私の失敗談になりますが、私はコンパウンド使用歴はかれこれ20年以上になります。以前はホワイトやアイボリーやシルバーの車に乗っていました。その間にこのソフト99のペーストタイプを使ってきましたが特に問題は感じなかったです。

しかし、今乗っている車(黒系色)に以前のノリで使用したら、傷だらけになった経験があります。そこだけつや消しブラックになりました。ワックスやシャンプーに色車用、淡色車用が存在することに納得したのを覚えています。

実際には淡色車の場合も磨き傷が入っていたはずですが、淡色車の場合はその傷が目立たないため気にならなかっただけということになります。

商品の説明書きにもちゃんと書いてあります。

そして、その中でも特に一番目の粗い「細目」は注意が必要です。実際に修復が難しいぐらい深い傷が入ります。ペーストタイプを使う場合はせめて「中細」から使用することをお勧めします。

このソフト99のコンパウンドは、その辺で売っているので入手しやすいし、値段も安いので手を出しやすいのですが、欠点を上げるとしたら、余計な油分(艶出し成分)が入っていることです。

これは、誰にでも扱いやすくする為なのか、消費者の満足度を上げるためなのか、意図はよく分かりませんが、

実際にこちらのコンパウンドで磨いた場合、消えたと思っていた傷が、脱脂をしたり、シャンプー洗車をしたりすると、再び出現するということがよくあります。

これは、コンパウンドに含まれる油分がキズ埋めの効果を発揮して一時的に傷が改善されたように見えるためです。実際には傷は改善されていません。傷消し作用のある油分がキズに埋まっているだけです。

本当の意味でキズを改善したければ、研磨の最中に脱脂作業をして確認していくしかありません。その辺にも注意が必要です。

続いては、3Mのコンパウンドです。

3Mのコンパウンド

3Mのコンパウンドは業界ではスタンダードなコンパウンドであり、一番使われているコンパウンドになると思います。

しかし、DIYでちょっと傷の補修に使う程度なら容量が多すぎて使い切れないと思います。

最近はamazonなんかで、小分けのセットにして売っているので手を出しやすくなりました。

先ほど紹介したソフト99のコンパウンドと比べると断然油分が少ないです。そのため切削力が強くなります。また、余計な油分が入っていないので、脱脂して確認したり、後から消えたと思っていた傷がまた現れてくる。みたいなこともありません。

今後にコーティング前の下地処理などでボディーを磨く予定のある人は、別途専用のスポンジまたはクロスを用意する必要がありますが、3Mのコンパウンドをお勧めします。

コンパウンド専用のスポンジまたはクロス

コンパウンドを使う時には、コンパウンドを使うための専用のスポンジか、クロスが必要です。例えばこんなものです。

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よく動画などで、その辺の使い古した雑巾でコンパウンドを使っている人を見たりしますが、傷がつかないかひやひやします。かならず綺麗な状態のモノを使ってください。

スポンジとクロスの違いは、圧のかけ具合の違いになります。

ピンポイントならそれほど問題にはなりませんが、広範囲の場合、クロスだと圧を均一にかけることが難しくなります。

その点、専用のスポンジの場合、ちょっと硬めの背板が付いているので均一に圧をかけることができます。

また、使用上の注意ですが、もしスポンジやクロスを落としてしまった場合は、あきらめて破棄または雑巾などに使用してください。くれぐれも拾ったものでコンパウンドを使わないようにしてください。いくらパンパンして払ったとしても目に見えないような微細な砂が必ず付いています。

コンパウンドの使い方

続いて、コンパウンドの基本的な使い方や、使用上の注意点をお話しします。

磨く場所をキレイにすること

まずは、何はともあれしっかりシャンプー洗車をします。ボディーに砂やホコリが付いたままコンパウンドを使うと、その砂やホコリを引きずってボディーが傷だらけになります。くれぐれも汚れたままのボディーにいきなりコンパウンドを使用しないでください。

コンパウンドを取り出す量

多すぎても磨けないし、少なすぎても磨けません。この辺は慣れが必要ですが、ピンポイントで傷を磨く場合などは、小豆一粒程度で十分です。

ちなみに、一番磨けている(削れている)瞬間は、コンパウンドが無くなる瞬間です。量を沢山使えば沢山削れる訳ではありませんので注意してください。

スポンジまたはクロスの動き

ボディを磨くときのスポンジの動きは線状にタテタテ、ヨコヨコです。くれぐれもグルグル円を描くように磨かないでください。円状に磨き傷が入ります。(※後で動画を紹介します。)

コンパウンドを使う順番

コンパウンドの使用に慣れていない人は初めに目の粗いモノから使いがちです。しかし、正しい順番は一番目の細かいモノ(番手の数が多いモノ)から使用します。

一番目の細かいコンパウンドで対象の傷が消せればそれで修復完了です。もしダメなら、徐々に番手を落として(目を荒くして)いきます。

なぜこんな方法を取るのかというと、そもそも出来れば塗装面は削りたくない訳です。いきなり目の粗いコンパウンドを使ってしまうと、必要以上に傷を削ってしまったり、余計な部分も一緒に削ってしまうことになります。面倒に感じるかもしれませんが、そうならないためにこの様な方法を取ります。

番手を徐々に荒くしていき傷が消せた時点で、今度は逆に番手を上げて(細かくして)いきます。一つづつ番手を上げていって一番目の細かいコンパウンドで最終仕上げをして完成です。面倒ですが、これが基本的な使い方になります。

↓市販されているコンパウンドにもこの様に説明がされています。

また、先ほども触れましたが、必ず番手ごとにスポンジまたはクロスを用意して下さい。同じスポンジまたはクロスで番手の違うコンパウンドを使わない事です。

面倒くさがって一つのモノで済ませてしまう人がいますが、これをやってしまうといくら頑張って磨いても仕上がりません。せっかく種類の違うコンパウンドを使うのに意味が無くなってしまうので注意しましょう。

番手を変える時の注意点

番手を変える時には理想はシリコンオフで毎回脱脂することです。

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これはボディに残った種類の違うコンパウンド除去の目的と、先ほど話に出た傷に埋まった油分(艶出し剤)の除去のためです。

どうしても面倒な場合は綺麗な面でしっかりコンパウンドを拭き取るぐらいはやった方がよいです。

ポリッシャーについて

広範囲ならポリッシャーがあると楽です。使ってみた人には分かると思いますが、手磨きに比べて予想以上に作業が楽になります。ポリッシャーを買った人はほとんどの人が「もっと早く買えばよかった。」と思ったはずです。

ポリッシャーにも色々タイプがあるので、使える環境がある人は検討してもいいかもしれません。

ポリッシャーについて

深めの傷について

下地が見えているような深い傷は100%コンパウンドでは無理なので、タッチペン補修になりますが、下地まではいってはいないけど、かなり深い傷ってあると思います。

そういうレベルの傷を手磨きで消すのはかなりしんどいです。

深めの傷をコンパウンドだけでどうにかしようとすると、ここはシングルポリッシャーが必要になってきます。

※ポリッシャーには大きく3種類あり、シングルタイプはその中でも一番切削力が強く、その分扱いも一番難しいと言われています。詳しくはポリッシャーについてにて。

私も経験がありますが、5,000円以内で買える様な簡易的なポリッシャー(ダブルアクション)の場合、いくら削れるコンパウンドを使おうがウールバフを使おうが、深めの傷の場合は補修が難しいです。というより私の場合はいくら磨いても無理でした。

また、もしシングルポリッシャーで削ったとしても相当クリアー層を削ることになるので、代償はでかいです。

あまりに深い傷の場合は、無理せずタッチペン補修に切り替えた方が安全だと思います。

 

以上がコンパウンドを使用するにあたっての注意点になります。

面倒に感じるところもあると思いますが、きちんとやればきちんと仕上がります。逆に適当に済ませると適当な仕上がりにしかなりませんので、ここはしっかりセオリー通りに進めていきましょう。

コンパウンドの使い方が分かる動画紹介

コンパウンドを使うのが初めての人や、イメージがつかみにくい人は、この動画↓を一度見てみてください。比較動画で人気のcacacaさんです。コンパウンドを使用するにあたっての大事なことは一通り分かると思います。

↑かなりキレイに傷が改善されていましたが、脱脂してみると傷がまた出現するかもしれません。その辺はソフト99ホルツのコンパウンドを使う場合は注意が必要です。面倒でも毎回脱脂すればなお良しです。

続いてもう一本だけ。

傷消しのためのコンパウンドがけではなく、磨きのためのコンパウンドがけ動画ですが、コンパウンドを使用するにあたっての基本的な事が沢山学べる動画です。約20分とちょっと長いですが、一通り見ておいて損は無いと思います。

以上、「コンパウンドを使って傷の補修をする方法」でした。

ちなみに、コンパウンドではどうにもならなかったキズはタッチアップペン補修に切り替えましょう。やり過ぎると下地が出てくる可能性もありますので、あまり深追いせずに切り替えも必要かと思います。

 

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